イザという時はカーナビ機能も使えるオフライン地図アプリ

マレーシアに来た頃に、MAPS.MEという無料アプリをダウンロードして使い始めました。オフラインの地図なので、wifiや携帯の電波が届かない時でも使えます。

私はマレーシアのSIM(通信量制限のあるもの)を使って普通にGoogleマップなども使えたのですが、それだと通信量が増えてしまうのと、携帯の電波が途絶えた時に困ってしまうからという理由で、オフライン地図を使い始めたものです。

これがとても便利だったんですが、頻繁に使ううちに趣味っぽい使い方もするようになりました。

もちろん街を歩く時に使うのが主なんですが、行った場所にマークをつける習慣がついたんです。

KLは道路が不規則に入り組んだ街なので、一度行ったお気に入りの場所にもう一度行こうとしても迷ってしまうことがあります。方向音痴の私は特に。そんな時にマークをしておくと、すんなりたどり着けます。

そうして、2年半の間に付けたマークが下のとおり。各々のマークをタップして、メモを書き込んでおくこともできます。

 
KL中心部とクランバレー地域のマーク
マークの色は各々変えられるが、私は気にせずほとんど赤のまま使った
またマークはiPadなどとも共有できる
施設やショップ情報もダウンロードできるようになっていて
最近は内容が充実してきているようだ

これをやっているうちにマークがつくことが楽しくなってきて、あるとき20年前にマレーシアにいたときに遊びに行ったリゾートや、過去に日本や海外で行ったことがある場所にも、記憶をたどりながら全てマークをつけてみました。

これがなかなかおもしろくて、時々地図を眺めて自分が制覇したところを見て悦に入ることもしばしば。

私は何故か子供の頃から地図が好きで、いまでも段ボール箱に地図帳や色んなところでもらった観光地図などが溜まっています。そんな性癖のせいかもしれません。

そんなお気に入りアプリなんですが、オンライン地図に比べて制約もあります。

まず行く予定の国や地域の地図を前もってダウンロードしておくという手間が必要です。

それから、施設やレストラン、ショップ名などの詳しさはグーグルマップなどには及びません。また、車、徒歩、自転車などによるナビゲーション機能も付いていて、かなり使えますが、やはり他のオンラインマップよりもどこかぎこちない感じです。

でも、地図好きの私にとっては、全世界の地図(詳細版は各々ダウンロードする必要があります)をポケットに入れて持ち歩くことができるのはとても魅力があるので、今も愛用しています。

そして、この地図はマレーシアで車を運転するときのバックアップ地図としても心強いものでした。マレーシアではだいたいみんなWazeというカーナビアプリを使っていて、これがなかなか優秀です。最新の道路状況も素早く反映されています。

私も車を運転するときは常にWaze様の言うとおりに運転しますが、見知らぬ場所に遠出した時に、ふと「いま電波が繋がらなくなったらどうしよう。。。」と不安になることも。

Wazeはオンラインじゃないと案内してくれないんですね。紙の地図はもうとっくに使わなくなりましたので、車にも積んでいません。

マレーシアの道路は超複雑なので、道路標識だけ見ていても目的地に辿りつけないことは普通にあります。方向音痴の私は特に。

こういう時、このオフライン地図があればカーナビ機能もついているので安心できます。携帯電波がないと位置情報の精度が落ちたり、最新の地図をダウンロードしていないと道を間違えるといった可能性も無くはありませんが。

でも、結局はそんな使い方を迫られたことはほとんどありませんでした。

マレーシアの言語事情が生んだマングリッシュ・ソング

マングリッシュとは、マレーシア英語のこと。MalaysiaとEnglishを合わせた造語です。


マレーシアの民族構成は、
マレー系(少数民族含む)67%、中華系25%、インド系7%

大きくマレー系、中華系、インド系の3民族がいるマレーシアでは、家庭では各々の民族の言葉を使い、学校では公用語であるマレー語、それからマレー語とともに民族間のコミュニケーションに広く使われている英語を学びます。

というわけなので、最低でも、マレー系住民は2つ、中華系・インド系住民は3つの言葉を使うようになります。

もちろん個人によって得手不得手があるので、だれでもペラペラと英語を話せるというわけでもありませんが。

小さいときからこの多言語環境で育っているので、マレーシア人の言語感覚はとても優れていると思います。英語の能力はアジアの中でトップクラスとか。

 

で、この環境で生まれたのがマングリッシュという言葉。

言語感覚が優れていると言っても、普通の人が日常で交わす会話での英語の文法などはかなりいい加減です。

それに、英語で話しているはずなのに、時々マレー語の単語が入ったり、中国語からきた言い回しが入ったり。さらには文法もマレー語と英語が混ざっていることもあります。

マレーシア人が自分たちが話す英語について、こういうテキトーな文法や言語のちゃんぽん状態をやや自嘲気味な意味を込めて呼ぶときにマングリッシュと言っています。

しかし、マングリッシュをあなどってはいけません。しっかりと通じています。彼らの間では。

小さいときから多民族、多言語環境で育ったマレーシア人は、会話の際に文法の正確さなどより、なによりもコミュニケーションをとることを重視してきたので、こういう話し方になってきたんだと思います。

 

こういう背景があるので、マレーシアは英会話を始めたい日本人におすすめだとよく言われます。

たしかに、実質的なコミュニケーションを重視する彼らは、こちらがどれだけ下手な英語で詰まりながら話していても、真剣な顔をして意味を汲み取ろうとしてくれます。

それで、意味がわかってもわからなくても、とりあえず何らかの反応を返してくれます。

きっと彼らも言葉のことでは子供の頃から色々苦労してきたので、そういう思いやりがあるんでしょうね。

 

こんなマングリッシュをわざと強調した歌詞の”Kantoi”という名前の歌があります。

Zee Aviという女性シンガーの曲で、もう10年ぐらい前の歌ですが、マングリッシュの意味がよくわからなくても、ウクレレの素朴な伴奏でなかなかいい感じの曲です。

若い女性が恋人の浮気のウソを見破ったが、結局彼女もその男性の友達とデキてしまっていた(?)、、、という、マレーシアの現代の若者を描いた歌です。

Googleで”kantoi”で検索すると一発ででます。字幕つき。iTunesでも歌詞付きで売ってました。

マレーシアの交通事故死者数はかなり多いーうち2輪車関係が6割超

マレーシアでも年明けに交通事故の統計が発表されます。もうすぐ2018年の統計が発表されますが、昨年(2017年)の交通事故死者数は6,740人とのこと。同じ年の日本の交通事故死者(30日以内死者)は4,431人。

マレーシアの人口が約3,000万人、日本の人口が約1億2,000万人であることを考えると、単位人口あたり日本の約6倍の死者数になります。

人口当たりの交通事故死者数は、東南アジアではタイが最悪のようですが、マレーシアはずっと2番手あたりの位置を占めています。

統計の取り方が違うので単純比較はできませんが、この数字は日本で言うと交通戦争と言われた1970年頃と同じか、さらに悪い状況です。私も2年半マレーシアにいて、交通事故の現場や炎上する車を見たことが何度かありました。

交通事故の死者はどうやら、都市部より地方の方が多いようです。地方では都市部よりスピードが出ていたり、救急体制が整っていなかったり、照明など道路の整備ができていなかったりと色んな理由が考えられます。道路のカーブや交差点よりも、直線路での事故死が多いという調査結果も見たことがあります。

また、マレーシアの2017年の交通事故死者6,740人のうち、4,348人が2輪車関係の死者(運転手や同乗者)とのこと。6割以上にのぼります。

マレーシアで車を運転したことがある人は、脇をすり抜けてゆく2輪車にヒヤッとしたことがあるのではないでしょうか。

私は車を運転をする時できるだけ車線変更はしないようにしていますが、車線変更が必要なときは後ろから2輪車が迫って来ていないか、かなり注意しているつもりです。しかし、それでも予想外のハイスピードで2輪車が突然左右に現れて驚かされることがあります。


こういうタイプの2輪車が100km/h以上のスピードで直線であろうが、カーブであろうがお構いなしに追い抜いていく

たぶん彼らは車を運転したことがないんじゃないかと思います。車にどれだけ死角があるか知っていれば、あんな無謀なことはできないでしょう。

マレーシア人の車(4輪車)の運転は荒いという人もいますが、私は少なくとも都市やその周辺ではむしろ穏やかなんじゃないかと感じています。

その理由のひとつがこの2輪車の無謀運転。車は穏やかに運転しないとあちこちで2輪車を引っ掛けて事故を起こしかねないからではないかと思います。

二輪車の運転手は、そんなおとなしい車をいいことに好き放題に走っているように見えます。

車を運転しないと行動の自由がかなり狭まるマレーシア。被害者にも加害者にもならないように気をつけたいものです。