マレーシアでよく使われる略語

どこの国でも略語を使いますが、マレーシアはかなり頻繁に使うほうなんじゃないかと思います。


<地名>

マレーシア人も外国人も日常的に使うのが”KL”(ケー・エル)。クアラルンプール(Kuala Lumpur)のことです。

外国人としては最初は略語で言うのが恥ずかしかったりしますが、日本人でもマレーシアに住み始めた人はすぐ”KL”を使い始めるんじゃないかと思います。

日本人的には会話の中で”クアラルンプール”と言うのは、発音がやや面倒くさいですよね。KLに慣れるとなかなか戻れなくなります。

でも、マレーシア人はKuala Lumpurとフルに発音するケースが意外にあるように思います。

少し抑揚をつけると発音しやすくなるのと、フルでいうときのマレーシア人は、この街に誇りを持っているというニュアンスを込めているような気がします。

地名といえば、KL周辺の人は”PJ”(ピー・ジェイ)もよく使います。ペタリン・ジャヤです。KL市を取り囲むセランゴール州の市ですが、とても発展しているところ。

マレーシア人と会話していて”Petaling Jaya”とフルにいう人はほとんど聞いたことがありません。

Kuala Lumpurとは違って、こちらの場合はニックネーム的な”PJ”と親しみを込めて呼ぶ方が、ちょっと誇らしげなイメージを出していると感じます。

他には、”KK”=コタキナバル、”JB”=ジョホールバルなどの地名の略語がありますが、KLにいるとこの地名が会話に出る頻度は少ないので、私はあまり使いません。マレーシア人と会話していて、はっきりと誤解が起きないときに使う程度です。

<空港、マレーシア航空>

旅行者をはじめ、マレーシアへ来る外国人の多くが最初に使うクアラルンプール国際空港は”KLIA”。すっかりこの呼び方で定着していますね。

例えばタクシーでKLIAへ行く時も、単に”エアポート”とか”インターナショナル・エアポート”と言ってしまうと、近くにあるスバン空港(正式にはSultan Abdul Aziz Shah Airport)と区別がつかなくなってしまうので、KLIA(あるいはLCC用のKLIA2)と言う必要があります。スバン空港は国内線の一部とシンガポール線の一部で使われています。

マレーシア航空の以前の会社名はMalaysia Airline Systemだったので、20年前に住んでいた時の記憶から私は”MAS“(マス)と今でも言ってしまいます。

<政治、政治家>

新聞とかデジタルニュースを見ていると、政治関係の略語がいっぱい使われます。”PM”はPerdana Menteri(マレー語)またはPrime Ministerの略で首相の意味、”DPM”はDeputy Prime Ministerで副首相のことです。

MP”は国会議員(Member of Parliament)。このあたりは英語圏で使われる用語みたいです。

ほかに、”MB”というのがありますが、これは州首相(Menteri Besar(マレー語))。ただし、王様のいない州の州首相には別の名称があります。ああややこしい。

個人にも略称が使われることがあります。よく見るのは”Dr M”。マハティールさんのことですね。

5月の選挙で野党所属になってしまった政治家Khairy Jamaluddin氏は親しみを込めて”KJ”と書かれているのをよく見ます。

政党名は略称のオンパレードですね。

与党連合の”PH”(Pakatan Harapan(マレー語))を構成するのがPKR、DAP、BERSATU(PPBM)、AMANAHなど。

野党連合”BN”(Barisan Nasional(マレー語))を構成するのがUMNO、MIC、MCA。

他にPASなどの政党もあります。

<その他>

BM”って何?車のこと?と今でもときどき戸惑いますが、Bahasa Malaysiaでマレー語というかマレーシア語のこと。

KLに住む人なら”DBKL”はすぐに覚えると思いますが、Dewan Bandaraya KL(マレー語)でKL市役所のことです。”DBKK“ならコタキナバル市役所です。

LRT”と”MRT”は両方とも都市やその近郊の鉄道のこと。LRTの方が輸送量が小さくて軽量です。マレーシアに限らず他でも使う用語です。

JPJ”はJabatan Pengangkutan Jalan(マレー語)で、マレーシアで車に乗る人は必ず関係する日本でいうと陸運局みたいな役所です。

KTM“(”KTMB”)はKeretapi Tanah Melayu (Berhad)でマレー鉄道(会社)。KTMが走らせる長距離の都市間電車が”ETS”でElectric Train Service。同じくKTMが走らせるKL近郊など近距離の電車はKomuter(通勤線)と呼ばれています。

会社名の後につく”SDN BHD”(スンディリアン・ブルハド)は非公開会社、”BHD”は公開会社という意味らしいです。BHDのみがつく会社の規模はふつう大きいです。

マレーシアの自転車事情

マレーシアには自転車文化は無いと思っていました。ツール・ド・ランカウィというロードレースは行われるみたいだけれど、街なかで自転車を見ることは皆無。。。というのが20数年前の記憶です。

で、今回4年ほど前に再びクアラルンプールに来ても、やはりそうでした。もちろん、全く見ないというわけではなく、たまに走っていることはあります。でもとても珍しいというのが正直なところ。

来てしばらくは街なかを歩くときに自転車屋はないかなと探していた時期もありました。でも全然見つからず。1年ぐらいしてから、住んでいる場所の近くに小さな自転車屋(なかなか味がある看板を出していたが、残念ながら写真が見つからない😢)を発見して、「第1号店発見」と喜んだ覚えがあります。

そんな感じだったのですが、じつは自転車は最近かなり増えて来たように思います。偶然なのかもしれませんが、自分の感覚としては自転車で走っている人を見る機会が、この短い2〜3年の間にも増えて来たという実感があります。自転車屋も同様。


ショッピングモールの中の自転車屋


いまはこんなピカピカのロードバイクの店を見かけるようになった

しかも、走っているのはかっこいいロードバイクがほとんど。決して日本で多数派のママチャリや仕事用の自転車ではありません。実用のために自転車に乗っている人はほとんどいないでしょう。前に書いたとおり、マレーシアの道は車中心に作られているので、フラフラと低速で走る自転車は場所によってはとても危険な状況に晒されます。

その点ロードバイクは一定のスピードが出せることと、そもそも走ることに集中しているので、まだマシなんでしょう。

休日にKL周辺の山道を車で走っていると、数台〜10台ぐらいの自転車の集団が一列に並んで道路の左端を走っているのを見かけることがあります。それと、驚いたのは高速道路ですね。高速道路を自転車で走っている集団を見かけたこともあります。どうなってんだ?と思いました。

また、聞いた話だと、KL南方のプトラジャヤでは夜な夜なロードバイクがたくさん集まってきて走り回るそうです。プトラジャヤは比較的新しく作られた行政都市で、道路も広くて良く整備されているし、夜は役所が閉まれば交通量が一気に減るので、自転車で走るのにうってつけのコースになるんでしょうね。


プトラジャヤの道路
この道を真っ直ぐ行ったところが首相官邸

マニアではないですが私も自転車は好きなほうなので、運動とレクリエーション用にと思って、あるときショップを探し出してマウンテンバイクを買いました。車の少ない住宅地を走って近所に買い物に行くのと、休日には未舗装路を探して走ってみようと言う魂胆です。


マウンテンバイクを買ってしまった
(これはレイクガーデンに試運転にいったところ。ゆっくり走っている限り誰にも何も言われなかった。) 


KLのブキット・キアラに本格的なマウンテンバイクのコースがある
一度覗きにいったがとても傾斜がきつそう
でも上手そうな人が何人も山に入っていった
私は初心者だし、こんなとこで骨折するわけにもいかないので、諦めてその近くにある公園を走ってました

今はネットで調べてみるとKL周辺にマウンテンバイクで走れる場所がいくつか見つかりますね。初心者向けのフラットなところから、傾斜のきついかなり本格的なところまで。

結局その後すぐ帰国することになったので、ほとんどこの自転車には乗れていませんが、気分転換にふらっと公園などに持ち込んで走り回るのは気持ちのいいものでした。もちろんその場所までは車で運んでいく必要があるので、ぜいたくな気分転換ですけど。


こんな感じに置かなければならないことも多く、盗難を考えると普段使いするのは難しい

こんな風に最近マレーシアでは自転車に乗る人が増えているようです。クアラルンプールでは数年前からKL Car Free Morningと言って、月に2回、日曜日の朝に市内の道路から車を締め出して、自転車やジョギング、ウォーキングをする人などに解放していますが、その時には自転車に乗る人もたくさんいます(ホームページ)。なんと!こないだの日曜は5周年の記念イベントだったようです。しっかり定着しているようですね。

マレーシアもこれだけ発展してきて環境や健康に気を使おうという機運が盛り上がっているから、自転車も流行ってきたんでしょうね。これから自転車文化がしっかり育っていくといいんですが。


ペナンで見たシェア自転車
KLにもけっこうあるようです

流行ってるといえば、有名な政治家もロードバイクに乗ってSNSに写真を投稿しています。このブームはしばらくつづきそうです。


財務大臣のリム・グァンエン氏


ケダ州首相のムクリズ氏
(マハティール首相の息子)

KL トゥアンク・アブドゥル・ラーマン通り周辺のナイトマーケット

セントラルマーケットの横の道を北方向に歩いて行くと500mぐらいでマスジッド・ジャメ駅に着きます。道を歩いたり渡ったりするのに少し戸惑うかもしれませんが、このあたりは比較的歩きやすい場所です。

駅の北側あたりからは、クアラルンプールに2つあるリトル・インディアのうちの一つが広がっています。駅から伸びているアーケードには土産物屋の露店がたくさん。その先にはインド系のショップやショッピングモールが並んでいます。


そして、毎週土曜日には、ずらっと黄色いテントの露店が並びます。場所は、南北に走る大通りのJalan Tuanku Abdul Rahmanから一つ東に入ったあたり。

クアラルンプール市のHPを見ると100近くのナイトマーケットがあるみたいですが(リンク)ここもそのうちの一つ。ここのマーケットは夜だけではなくて、昼過ぎにはもうけっこう露店が並んで賑わっています。


露店はKLの文字が入ったこのテントを使っている
意外(?)とちゃんと管理されているみたい
Pasar Malamはナイトマーケットの意味

ここは、リトル・インディアと呼ばれるので露店はインド系なのかと思いきや、マレー系の店が多いようです。特に食べ物はマレーのものがよく並んでいます。



色つきご飯各種
青いのは花びらで着色している。トレンガヌとかクランタンとかマレー文化の濃いところでよく食べるらしい。味は普通のご飯。
奥にテーブルと椅子があってその場で食べることができる
手で食べている人も多いが、頼めばプラスチックのスプーンとフォークが出てくる(たぶん)。おかずは大体見た目通りの味がするので、好みで選べばとても美味しい。
露店のため衛生面がちょっと気になるので、試すなら早めの時間帯のほうがいいかも


お菓子
写真がないけれどいろんな種類のお菓子が売られている。安い。



いろんな食べ物
必ずしもマレーシアのものに限らない

そしてこの場所リトル・インディアは、生地や服飾の街としても有名。繊維製品の大生産国インドと関係が深いためでしょうか。ほとんど輸入品だと思いますが周りの建物には生地や服など繊維製品の店がいっぱい並んでいます。

露店にも服を売っている店はたくさんあるけれど、背後のビルにある店は夜は閉めているところが多いので、こういう店を覗くのであれば昼間に行く必要があります。


服を売る露店もたくさんある


最初の写真の看板は見にくいがGedung Kainと書いてある
Gedungはビル、Kainは布の意
小さな店がたくさん入ったビルがいくつかあるが、夜は閉まっているのが多かった
名古屋という店は各地にあるみたいで、マラッカにも大きな店があった
地元の人が使う比較的安価な布製品をたくさん並べてある
なぜ「名古屋」なのかは知りません



壁一面がショーウィンドーになっている繊維製品を売るビル

クアラルンプールとその周辺ではたくさんナイトマーケットをやっていてそれぞれ特徴もあるようです。ここは街の中心部にあってLRTを使った交通のアクセスも良く、さらにマスジッド・ジャメ(モスク)や独立広場など観光スポットにも近いわりには、旅行者にはあまり有名ではないみたいですね。日本語で紹介するサイトはほとんど見つかりませんでした。

一つの理由は土曜日しかやってないことでしょうか。それから、観光客向けではなく完全に地元の人向けといった感じなのが理由かもしれません。

でも、離れた場所のナイトマーケットに行くのはなかなか大変だし、日程さえ合えば雰囲気を味わうために一度は訪れてみてもいい場所じゃないかと思います。



セントラルマーケットからマスジッドジャメ駅に歩いてくる途中にあるレストラン
以前ぶらぶらした時に地元の人がたくさん食べているので入ってみたら美味しかった
牛肉団子麺とチキンライスがウリみたい
写真はチキンライス
残念なのはビールを置いてないこと!
soong kee beef ball noodleで検索すれば出てきます

よくガイドに出てくるColiseum Cafeもこのエリア
ボリュームのある洋食
横にバーもある

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